SBI証券から、ちょっと気になる投資信託が登場します。
その名も「ゼロカン」。
名前の通り、信託報酬が0%のオールカントリー型投資信託です。
しかも、2027年から始まる予定の「こどもNISA」のつみたて投資枠専用商品。
これは気になります。
……とはいえ、私は今のところ「ゼロカンが出た!じゃあ、こどもNISAはこれで決まり!」とは考えていません。
そもそも、我が家はなぜこどもNISAを使おうとしているのか。
そして、子どもの資産をどんな商品で運用するのか。
今回は、SBIのゼロカン登場をきっかけに、こどもNISAについてもう一度考えてみます。
SBIの「ゼロカン」とは?
SBI証券から発表された「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:ゼロカン)」は、全世界の株式に投資するインデックスファンドです。
SBI証券「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(ゼロカン)」
最大の特徴は、信託報酬が**0.00%**であること。
いわゆる「オルカン」と同じように、世界中の株式にまとめて投資するタイプの商品です。
しかも、こどもNISAのつみたて投資枠専用商品として設定される予定です。
「全世界株式で信託報酬0%」
こう聞くと、かなり魅力的に見えます。
私も最初は「おっ」と思いました。
ただ、ここで一度立ち止まります。
ゼロカンが魅力的かどうかと、我が家がこどもNISAで何を買うかは、別の話です。
そもそも、我が家はこどもNISAを使うのか?
実は、こどもNISAについては以前にも記事を書いています。
そのときに考えたのは、
「子どもの教育費を準備するためなら、親のNISAでいいのでは?」
ということでした。
親のNISAなら、自分が好きな商品を選べます。
NASDAQ100のような株価指数に投資することもできますし、場合によってはレバレッジ商品を使うこともできます。
わざわざ子ども名義のNISAを作る必要があるのか。
最初は私もそう考えました。
ただ、考えていくうちに少し違う目的が見えてきました。
「教育費」と「子どもに渡す資産」は分けて考える
大学の学費など、将来必要になる教育費。
これは基本的に親が準備しておけばいいと思っています。
一方で、
「将来、子どもに渡すためのお金」
は少し話が違います。
たとえば、子どもが18歳や20歳になったときに、まとまった資産を渡す。
そのお金を高校生や大学生になってから運用するのではなく、もっと早い段階から子どもの名義で運用しておく。
そうすれば、子ども自身の「時間」を使って資産を育てることができます。
以前の記事では、そんな考えから「我が家ではこどもNISAを使ってみたい」と考えました。
つまり、今回のゼロカン登場によって、
「こどもNISAを使うかどうか」ではなく、「使うとして、どう使うか?」
を改めて考えることになったわけです。
こどもNISAなら、親のNISAとは違う考え方も必要かもしれない
ここが今回、一番考えてみたいところです。
私は普段、NASDAQ100などの比較的値動きの大きい商品や、レバレッジを使った投資についても考えています。
大きく下がったときに買い増すことも含めて、自分なりの投資方針があります。
でも、それをそのまま子どもの資産に当てはめていいのでしょうか。
例えば、親のNISAなら、
「30%下がっても自分で納得して持ち続けられる」
と思える商品を選ぶことができます。
ところが、子どもの資産となると少し違います。
子ども本人が投資について考えるのは、まだずっと先。
その間、親が管理することになります。
そう考えると、
「自分が一番リターンを狙えると思う商品」
と、
「子どもに長期間持たせておきたい商品」
は、必ずしも同じではないのかもしれません。
このあたりは、次の記事でじっくり考えてみたいと思います。
では、ゼロカンはどうなのか?
ここで、ようやくゼロカンに戻ります。
全世界株式に投資できて、信託報酬が0%。
長期投資をするなら、コストが低いことは当然メリットです。
しかも、こどもNISAのように長期間保有する可能性がある制度なら、コストは無視できません。
ただし、私は現時点では、
「信託報酬0%だから、ゼロカンに決まり」
とは思っていません。
理由は単純です。
投資信託を選ぶときに重要なのは、信託報酬だけではないからです。
どんな指数に連動するのか。
どんな運用方法なのか。
他の商品との違いは何なのか。
そして何より、
「自分が子どもの資産に何を持たせたいのか」
という目的があります。
ゼロカンの0%という数字だけを見て決めるのではなく、他の候補と並べて考えてみたいと思います。
こどもNISAは「何を買うか」だけでは終わらない
もう一つ、私には気になっていることがあります。
証券会社をどうするかです。
我が家にはすでに楽天証券の口座があります。
一方、私自身はSBI証券をメインに使っています。
ゼロカンを選ぶならSBI証券が候補になります。
でも、子ども2人分の口座を新しく作るとなると、これがなかなか面倒です。
口座開設。
入金。
商品の設定。
その後の管理。
投資では「理論上の最適解」と「実際に続けやすい方法」が違うことがあります。
こどもNISAも同じなのではないでしょうか。
「この商品が一番低コストだから」
だけで決めるのではなく、
「どの証券会社なら管理しやすいか」
「すでに持っている口座をどうするか」
まで含めて考える必要がありそうです。
まずは、こどもNISAについてもう一度考えてみる
今回、ゼロカンという新しい投資信託が登場しました。
信託報酬0%というのは、確かに気になる数字です。
でも、私にとって本当に重要なのはそこではありません。
以前の記事で考えたように、
こどもNISAは教育費を準備するためではなく、将来子どもに渡す資産を早い段階から育てるために使う。
この目的をまず確認したうえで、
- こどもNISAで何を買うのか
- ゼロカンを選ぶ意味はあるのか
- NASDAQ100などを選ぶのはどうなのか
- どの証券会社を使うのか
- 実際にいくら投資するのか
を順番に考えていきたいと思います。
ゼロカンが登場したことで、こどもNISAについて考える材料が一つ増えました。
さて、我が家のこどもNISA。
何を買うことになるのでしょうか。
次回は「こどもNISAで何を買う?」について考えてみます。
