2027年1月から、0歳~17歳の子どももNISAのつみたて投資枠を利用できるようになります。
いわゆる「こどもNISA」です。
2026年10月1日からは、SBI証券や楽天証券などで口座開設の事前受付も始まりました。
私も2人の子どもがいるので、
「こどもNISA、どうしよう?」
と考えていました。
証券会社はどこがいいのか。
楽天証券とSBI証券ならどちらなのか。
せっかくの非課税制度なのだから、使ったほうがいいのか。
いろいろ考えた結果、現時点での我が家の答えは……
こどもNISAの口座を作らないことにしました。
「え?せっかくの非課税制度なのに?」
と思われるかもしれません。
今回は、こどもNISAを否定したいわけではありません。
むしろ、かなり真面目に「使うならどこがいいのか」を考えた結果です。
こどもNISAは2027年からスタート
まず、こどもNISAについて簡単に整理しておきます。
2027年1月から、0歳~17歳の人もNISAのつみたて投資枠を利用できるようになります。
年間投資枠は60万円、非課税保有限度額は600万円です。
ただし、ここで大事なのが、
子どもが利用できるのは「つみたて投資枠」だけ
という点です。
通常のNISAのように、つみたて投資枠と成長投資枠を両方使えるわけではありません。
そのため、投資できる商品も一定の条件を満たした投資信託に限られます。
例えば、私が検討している商品の中では、
- オルカン
- ゼロカン
- iFreeNEXT NASDAQ100
などが候補になります。
ゼロカンについては、前回の記事で「こどもNISAで使うならどうなのか?」をかなり考えてみました。
→【前回記事:こどもNISAで何を買う?ゼロカン・オルカン・NASDAQ100を考えてみた】
ここまで考えると、次は自然に、
「じゃあ、どの証券会社で口座を作る?」
という話になります。
こどもNISAの証券会社ならSBI証券と楽天証券が候補
私が検討したのは、主にSBI証券と楽天証券です。
どちらも大手ネット証券なので、
「よく分からない証券会社で口座を作るより、この2社から選べばいいのでは?」
という考えです。
実際、どちらを選んでも大きく困ることはないと思います。
ただ、我が家の場合は少し違いがありました。
楽天証券を選ぶメリット
楽天証券の一番大きなメリットは、
すでに子どもの証券口座があること
です。
以前のジュニアNISAで楽天証券を利用していたため、子どもの口座はすでにあります。
また、楽天証券では投資信託の取り扱いも多く、つみたて投資枠の対象商品も多数あります。
例えば、
「オルカンを淡々と積み立てたい」
というだけなら、楽天証券でも十分選択肢になります。
つまり、
「こどもNISAを使うなら楽天でも特に困らない」
というのが私の印象です。
SBI証券を選ぶメリット
一方で、
「もし新しくこどもNISAの口座を作るなら?」
と考えたとき、私はSBI証券に少し傾きました。
理由の一つは、投資信託の保有によってポイントが貯まるサービスがあること。
そしてもう一つが、
こどもNISA専用ファンドとして「SBI・ゼロ・オールカントリー・インデックス・ファンド(ゼロカン)」が登場したこと
です。
ゼロカンはSBI証券で取り扱われるこどもNISA専用ファンドで、信託報酬が0.00%とされています。
2026年11月17日に設定予定です。
→【SBIの「ゼロカン」が登場!こどもNISAをもう一度考える】
このあたりは、SBI証券を選ぶ理由としてかなり分かりやすいところです。
さらに私はポイ活も好きなので、
「SBIなら投資でもポイントを拾えるかもしれない」
という誘惑もあります。
こういうの、ポイ活民としては弱いんですよね(笑)。
もし口座を作るなら、我が家はSBI証券
ここまで比較すると、
こどもNISAを作るならSBI証券
というのが私の中ではかなり有力でした。
ゼロカンがありますし、投資信託の保有ポイントなどもあります。
ただし、ここで大事なのが、
楽天証券にも既存口座という大きなメリットがありますが、
「ゼロカンを使いたい」
「投資信託のポイントも取りたい」
と考えるなら、SBI証券に魅力を感じます。
では、これでSBI証券に決まりでしょうか。
ここで、もう一度考えました。
そもそも、こどもNISAの口座を作る必要があるのだろうか?
「非課税だから使う」は、少し順番が違うかもしれない
NISAという制度を見ると、
「非課税なんだから、使わないともったいない」
と考えがちです。
私も最初はそうでした。
でも、よく考えてみると、順番が逆なのではないかと思いました。
私なら、
- 子どものお金をどれくらい投資に回せるか
- 何を買いたいのか
- その商品はこどもNISAで買えるのか
- そのうえで、口座を作るメリットがあるか
という順番で考えたい。
「こどもNISAがあるから、何か買おう」
ではなく、
「これを長期で買いたい。そのためにこどもNISAを使おう」
という順番です。
ここは、前回までゼロカンやオルカン、NASDAQ100を比較してきたからこそ、気づいたことでもあります。
我が家は子ども2人。年間60万円を入れるのは簡単ではない
こどもNISAの年間投資枠は1人60万円です。
2人なら年間120万円。
もちろん、枠を使い切る必要はありません。
ただ、我が家の場合、子ども2人に毎年60万円ずつ、合計120万円を入れ続けるのは現実的ではありません。
「年間60万円まで投資できます」
と聞くと、
「じゃあ60万円入れなきゃ」
という気持ちにもなりますが、そんな必要はありません。
むしろ、無理して教育資金や生活資金を投資に回すほうが問題です。
我が家の場合、子どものために投資へ回しているお金は、それほど大きくありません。
そうなると、
「少額のために、新しく2人分のこどもNISA口座を作る意味はどこまであるのか?」
という疑問が出てきました。
そして、我が家にはすでに子どもの証券口座がある
ここも大きなポイントでした。
我が家には、ジュニアNISAを利用していたときに作った、子どもの楽天証券口座があります。
現在も未成年口座として利用しています。
つまり、
「子どものために証券口座を作る」
というところは、すでに済んでいるわけです。
だったら、
いろいろ考えた結果、現時点での我が家の答えは……
あえて新しくこどもNISAの口座を作らなくてもいいのでは?
そう考えるようになりました。
我が家は「今は作らない」という結論に
ここまで考えて、ようやく結論が出ました。
我が家は、今のところこどもNISAの口座を作らないことにします。
これは、
「こどもNISAは使う価値がない」
という意味ではありません。
むしろ、長期間使わない子どものお金を非課税で運用できる制度は、かなり魅力的だと思っています。
ただ、我が家の場合は、
- 子どもが2人いる
- 投資に回せる金額はそれほど大きくない
- すでに子どもの証券口座がある
- こどもNISAはつみたて投資枠の商品が中心
- 今後買いたい商品と、こどもNISAで選べる商品には違いがある
という条件があります。
これらを全部合わせて考えると、
「今すぐこどもNISAを作らなければ」
とはなりませんでした。
これは「こどもNISAを使わない」と決めたわけではない
ここは誤解してほしくないところです。
私は、
「こどもNISAは使わない」
と永久に決めたわけではありません。
正確には、
「今の制度と我が家の投資方針なら、今は使わない」
です。
例えば今後、こどもNISAで選べる商品が増えたり、我が家の投資余力が変わったりすれば、考えは変わるかもしれません。
制度が変われば、私の考えも変わります。
投資って、このくらい柔軟でいいのではないでしょうか。
制度に投資先を合わせるのではなく、投資先に制度を合わせる
今回、こどもNISAについて考えていて感じたのは、
「非課税制度だから使う」という考え方から、一度離れてみてもいい
ということでした。
NISAは便利です。
非課税というメリットも大きい。
でも、
「NISAだから」
という理由だけで投資商品を選ぶ必要はありません。
まず、
「このお金を、これに投資したい」
と考える。
そのうえで、
「じゃあNISAを使えるなら使おう」
と考える。
私はこの順番のほうがしっくりきます。
まとめ:我が家は、今のところこどもNISAを作らない
今回の結論をまとめます。
もし、こどもNISAを作るなら我が家ではSBI証券が有力です。
ゼロカンや投資信託の保有ポイントなど、魅力的な部分があります。
楽天証券も、すでに子どもの口座があるという大きなメリットがあります。
ただ、比較したうえで出した我が家の答えは、
「今のところ、こどもNISAの口座は作らない」
です。
理由は、こどもNISAがダメだからではありません。
投資できる金額、子どもの人数、買いたい商品、そしてすでに持っている口座。
これらを全部合わせて考えた結果です。
制度に合わせて投資先を決めるのではなく、
自分が納得できる投資先があるときに、制度を使う。
今はそんな考え方でいます。
そして、ここまで決めると、次に考えなければいけないことがあります。
「では、こどもNISAを使わないなら、子どものお金をどうするの?」
次回は、我が家がすでに持っている未成年口座を使って、子どもの資産をどう運用しているのかを考えてみます。
あなたなら、こどもNISAを使いますか?
