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私はSBI証券に加えて、松井証券も利用しています。
では、なぜ証券口座を2つ持っているのか。
一番の理由は、投資信託の残高に応じてもらえるポイントです。特に、自分が投資したいと思っている投資信託の中に、松井証券のポイント還元率が高いものがあるからです。
ただ、今回あらためて松井証券とSBI証券のポイントを比較してみると、少し意外なことが分かりました。
オルカンやS&P500のような定番の投資信託では、松井証券とSBI証券でポイント還元率が同じです。
一方で、レバレッジNASDAQ100や米国株モメンタム、レバレッジFANG+など、少し変わった投資信託になると差が大きくなります。
そこで今回は、2026年9月時点のポイント還元率を比較しながら、私が松井証券をどう使っているのか、そして松井証券をメイン口座にするのはどうなのかを考えてみます。
松井証券の「投信残高ポイント」とは?
松井証券には「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」があります。
簡単に言えば、松井証券で投資信託を保有していると、保有残高に応じてポイントがもらえるサービスです。
NISAや特定口座なども対象になっており、投資信託を長期保有する人にとっては、保有しているだけでポイントが貯まるのが特徴です。
ただし、すべての投資信託が同じ還元率ではありません。
ファンドごとにポイント付与率が設定されています。
ここが今回のポイントです。
「松井証券は投信ポイントが高い」と一括りにするのではなく、自分が買おうとしている投資信託のポイント率を見る必要があります。
松井証券とSBI証券のポイントを比較してみた
そこで、私が実際に気になっている投資信託を中心に比較してみました。
2026年9月25日時点で確認したポイント還元率は以下の通りです。
| 投資信託 | 松井証券 | SBI証券 | 差 |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.0175% | 0.0175% | なし |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.028% | 0.028% | なし |
| ニッセイNASDAQ100インデックスファンド | 0.05% | 0.05% | なし |
| Tracers S&P500ゴールドプラス | 0.079% | 0.05% | +0.029pt |
| Tracers NASDAQ100ゴールドプラス | 0.079% | 0.05% | +0.029pt |
| auAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無し | 0.1845% | 0.05% | +0.1345pt |
| SMT 米国株式モメンタム | 0.335% | 0.10% | +0.235pt |
| iFreeレバレッジ FANG+ | 0.435% | 0.10% | +0.335pt |
※2026.09.25現在確認
※年率。実際のポイント数は保有残高の変動などによって変わります。
ここで、かなり面白いことが分かります。
オルカンやS&P500なら、松井証券が特別有利なわけではない
例えば、
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- ニッセイNASDAQ100
を見ると、松井証券とSBI証券のポイント率は同じです。
100万円を1年間保有したと単純計算すると、
オルカン
0.0175%なので年間175ポイント。
S&P500
0.028%なので年間280ポイント。
ニッセイNASDAQ100
0.05%なので年間500ポイント。
そしてSBI証券でも同じです。
つまり、これらの投資信託を買うことだけを理由に、
「松井証券に移したほうがポイントで得をする」
とは言えません。
これは今回調べていて、私自身ちょっと意外でした。
では、松井証券のどこに魅力があるのか?
私が面白いと思っているのは、ここからです。
レバレッジ型やモメンタム型など、少し変わった投資信託になるとポイント率に差が出てきます。
例えば、
auAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無し
は松井証券で年0.1845%。
SBI証券では0.05%です。
さらに、
SMT 米国株式モメンタム
は松井証券で年0.335%。
そして私が実際に少し保有している、
iFreeレバレッジ FANG+
は松井証券で年0.435%。
このあたりになると、
「この投資信託を買うなら、どこで持つか?」
を考える意味が出てきます。
こうした投資信託をこれから購入する予定があるなら、松井証券を投資先の候補として考えてみてもいいかもしれません。
私はすでにSBI証券をメインで使っているので、すべてを松井証券に移すつもりはありませんが、「この投資信託は松井証券で持つ」という使い分けをしています。
松井証券の口座は無料で開設できるので、投資信託の保有先を比較している方は、選択肢の一つとして確認してみてください。
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SMT米国株式モメンタムが面白い
今回あらためて調べていて、特に気になったのがSMT 米国株式モメンタムです。
名前の通り、米国株の中から「モメンタム」、つまり株価の勢いに注目して投資する投資信託です。
私自身、以前からモメンタム投資には興味があります。
過去記事「モメンタム投信が気になってきた。ブームに乗っているだけなのか?」
過去記事「SMTモメンタムファンドはどれがいい?全世界から米国に変えた理由」
「これから上がる銘柄を自分で当てる」のではなく、
すでに上昇している銘柄を、一定のルールで選んでもらう。
この考え方が面白いと思っているからです。
もちろん、モメンタムだから必ず勝てるわけではありません。
相場環境が変われば、それまで強かった銘柄が急に崩れることもあります。
それでも、自分で個別株を選ぶよりは、一定のルールに任せられる。
この「人間の判断を減らす」というところに、私は魅力を感じています。
そして、このSMT米国株式モメンタムの松井証券での投信残高ポイントは年0.335%。
100万円を平均的に保有したと仮定して単純計算すると、年間約3,350ポイントです。
SBI証券では通常の投信マイレージ対象として年0.1%。
同じ100万円なら約1,000ポイント。
差は年間約2,350ポイントです。
金額だけを見ると「たった2,350円」と感じるかもしれません。
でも、これが毎年続くと考えると、無視するかどうかは人によって変わってきます。
私が松井証券でiFreeレバレッジFANG+を持っている理由
私が松井証券を使っている一番分かりやすい例が、iFreeレバレッジFANG+です。
この投資信託の松井証券でのポイント還元率は年0.435%。
100万円なら単純計算で年間4,350ポイントです。
SBI証券では通常の投信マイレージの年0.1%。
同じ100万円なら1,000ポイント。
この差なら、
「じゃあ松井証券に置いておこう」
となりました。
もちろん、ポイントだけを理由にレバレッジFANG+を買っているわけではありません。
そもそも投資したいと思っている商品だから買っています。
そのうえで、
「どうせ持つなら、ポイントが多い証券会社に置いておこう」
という考え方です。
ここは結構大事だと思っています。
今回まとめた表では、auAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無しくらいからは松井証券で保有することを検討する意味が出てくると思います。
レバレッジ投信とポイントは「ダブルで増える」?
レバレッジFANG+は、名前の通りレバレッジを効かせた投資信託です。
そして松井証券では、この投資信託の残高に対して0.435%のポイントが貯まります。
ということは……レバレッジで2倍を狙いながら、ポイントまで増える。
「これは投資信託がダブルなことで、ポイントもダブルで増えるのでは?」
……もちろん、そんな都合のいい話ばかりではありません(笑)。
投資信託が上がれば、
資産が増える。
そして保有残高が増えれば、
もらえるポイントも増える。
ただし、もちろん逆もあります。
でも、投資信託が下がれば、資産が減る。
そして保有残高が減れば、ポイントも減る。
つまり、
上がればダブルで嬉しい。
下がればダブルで悲しい。
という可能性があります。
しかもレバレッジ商品です。
ポイントが魅力だからという理由だけで買うと、かなり本末転倒です。
私としては、
「投資したい商品がある」→「その商品なら松井証券のポイントも魅力的」
という順番にしています。
ただし、NISAで買うなら話は少し変わる
ここまで読むと、
「じゃあモメンタム投信も松井証券で買えばいいのでは?」
と思うかもしれません。
私も最初はそう考えました。
でも、ここで一つ考えておきたいのがNISAです。
例えばSMT米国株式モメンタムのようにNISAの成長投資枠で購入できる投資信託なら、ポイント還元率だけで証券会社を決める必要はありません。
NISA口座は一人につき一つなので、
「この投資信託のポイントが松井証券のほうが高いから、松井証券をNISA口座にしよう」
と簡単に決めてしまうのは少しもったいない。
NISAでは、ポイント以外にも、
- どの投資信託を買うのか
- クレカ積立を使うのか
- 普段使っているカードとの相性
- 商品ラインアップ
- 口座の使いやすさ
などをまとめて考えたいところです。
一方で、そもそもNISAで購入できないレバレッジ投資信託なら話は変わります。
NISAを使えないのであれば、課税口座で保有することになります。
その場合、
「どうせ課税口座で持つなら、投信残高ポイントが高い証券会社を選ぶ」
という考え方がしやすくなります。
例えば私が松井証券で保有しているiFreeレバレッジFANG+も、その一例です。
また、NISAの成長投資枠を使い切って、それでも課税口座でモメンタム投信などを保有するのであれば、松井証券のポイント還元率を意識する意味も出てきます。
つまり、
NISAで買える投資信託なのか。
NISAでは買えない投資信託なのか。
ここでも、証券会社の選び方は変わってきます。
ポイントだけを見て「松井証券が得」と考えるのではなく、
「NISAはどこで使う?」「NISA以外はどこで持つ?」
まで考えると、私のように証券口座を使い分ける理由も見えてきます。
松井証券はメイン口座でもいい
私は松井証券をサブ口座として使っています。
でも、
「松井証券はサブ口座向き」だとは思っていません。
松井証券をメイン口座にしてもいいと思います。
特に、投資信託を中心に運用していて、保有するファンドのポイント還元率が高いのであれば、メイン口座として使う理由は十分あります。
私がSBI証券をメインにしているのは、松井証券がメインに向いていないからではありません。
自分の場合は、クレカ積立などを含めた全体の使い勝手を考えると、SBI証券のほうが今の運用スタイルに合っているからです。
クレカ積立はSBI証券のほうが自分には使いやすい
私がSBI証券をメインにしている理由のひとつがクレカ積立です。
SBI証券では三井住友カードなどを使ったクレカ積立があり、私自身も利用しています。
一方、松井証券にもクレカ積立があります。
ただ、私の場合は松井証券の条件よりもSBI証券のほうが管理しやすいと感じています。
特に私は、
「毎月いくら使う」
より、
「年間でこの条件を達成する」
というほうが管理しやすい。
このあたりは完全に個人の使い方の問題です。
松井証券のクレカ積立が悪いという話ではありません。
自分のカード利用状況に合うかどうか。
そこを見ればいいと思います。
私は「コアはSBI、攻めた投信は松井」
今のところ、私の使い分けはこんな感じです。
SBI証券
- メイン口座
- クレカ積立を活用
- オルカンなどのコア投資
- 普段あまり触らずに持っておきたい投資信託
松井証券
- サブ口座として利用
- 投信残高ポイントを活用
- レバレッジ系
- モメンタム系
ただし、これは私の使い分けです。
「松井証券はサブ」「SBI証券はメイン」と決める必要はありません。
むしろ今回の比較から感じたのは、
証券会社を先に決めるより、投資したい商品を先に考えたほうがいい
ということです。
証券会社選びは「投資信託+サービス」で考える
例えばオルカンを買うなら、松井証券とSBI証券のポイント率は同じです。
S&P500も同じ。
ニッセイNASDAQ100も同じ。
一方で、レバレッジNASDAQ100や米国株モメンタム、レバレッジFANG+では松井証券のポイント率が高くなっています。
だったら、
「自分は何を買いたいのか?」
を考えたうえで、
「その商品をどこで持つと使いやすいのか?」
と考えればいい。
これなら、ポイントに振り回されにくくなります。
ポイントはあくまで投資判断の後ろにあるもの。
ここを逆にしないことが大切だと思っています。
まとめ
今回あらためて松井証券とSBI証券の投信残高ポイントを比較してみました。
最初は、
「松井証券は投信ポイントが高い」
くらいに思っていました。
ところが実際に調べてみると、もう少し複雑です。
オルカンやS&P500などの定番投信では、SBI証券とほぼ同じ。
一方で、
- auAMレバレッジNASDAQ100
- SMT米国株式モメンタム
- iFreeレバレッジFANG+
など、一部の投資信託では松井証券のポイント率がかなり高い。
だから私の場合は、
SBI証券をメインにして、松井証券をサブとして使う。
という形になっています。
ただし、松井証券をメインにしてもいいと思っています。
特に、自分が保有したい投資信託のポイント率が高く、クレカ積立などのサービスも自分の使い方に合うなら、メイン口座として使うのも十分検討できます。
ただ、NISAは一人ひとつ。
だからこそ、
「ポイントが高いから」だけではなく、自分が何に投資するのか、どんなサービスを使いたいのかまで含めて証券会社を選ぶ。
私はそのくらいの距離感で考えています。
→松井証券の口座を開設してみる
証券会社も投資信託も、選んだら一生変えられないものではありません。
でも、NISAのように慎重に考えたいものもある。
だからこそ、ポイントの数字だけではなく、自分の投資スタイルとの相性を考えて選びたい。
あなたなら、どう考えますか?
