SMTモメンタムファンドはどれがいい?全世界から米国に変えた理由

最近、私は「モメンタム」という投資方法が少し気になっています。

簡単に言えば、

今、強い銘柄をルールに従って選んでいく

という考え方です。

私はもともとNASDAQ100が好きなのですが、少しだけ気になるところがあります。

最近の半導体株のように、急激に伸びている銘柄が出てきても、NASDAQ100では指数全体に占める割合が決まっています。

「だったら、今まさに上がっている銘柄を自動的に選んでくれる仕組みがあったら面白いのでは?」

そう考えて調べ始めたのが、SMTモメンタムファンドでした。

そして最初に考えたのは、

「それなら全世界株式モメンタムがいいんじゃない?」

ということ。

私が最初に気になったのが、この「SMT 全世界株式モメンタムファンド」でした。

世界中から強い銘柄を選んでくれるなら、取りこぼしも少なそうです。

ところが、5種類を調べていくうちに、私の考えは少し変わりました。

最終的に今のところ私が選びたいと思っているのは、

SMT 米国株式モメンタムファンド

です。

今回は、なぜ全世界から米国に変わったのか、自分なりに考えてみました。

目次

そもそも、なぜモメンタムが気になったのか

私はこれまで、S&P500やNASDAQ100のような指数を中心に投資してきました。

基本的には、

「これからどの会社が伸びるかを自分で予想する」

よりも、

「すでに強い会社をまとめて持っておく」

という考え方です。

ただ、NASDAQ100を見ていて少し気になることがあります。

それは、

「ものすごく伸びている銘柄が出てきても、指数ではその銘柄を思い切り持てるわけではない」

ということ。

例えば半導体ブームのようなものが起きたとき、

「この銘柄、めちゃくちゃ強いな」

と思っても、自分で個別株を買うのは避けたい。

そこで考えたのが、

「個別株を予想するのではなく、強くなってきた銘柄をルールで拾えばいいのでは?」

という方法でした。

Zテック20やFANG+ではダメなのか

もちろん、モメンタム以外にも方法はあります。

例えばZテック20、一歩テック20、FANG+などです。

こうしたファンドは、成長している企業をある程度絞って持てるので、NASDAQ100より攻めた運用をしたいときには面白い選択肢だと思います。

ただ、私が少し気になったのは、

「構成銘柄があらかじめ決まっている」

ということ。

今強い会社を持つことはできます。

でも、将来まったく新しい会社が出てきたとき、それを自動的に拾えるわけではありません。

一方で、テーマ型の「次世代○○」のようなファンドだと、将来有望そうな会社をたくさん入れることになります。

すると、

「本当に伸びる会社」

と

「結局あまり伸びなかった会社」

が一緒に入ってしまう可能性があります。

だったら、

「未来の勝者を予想する」のではなく、「すでに勝ち始めている会社を選ぶ」

という考え方のほうが、私にはしっくりきました。

そこでモメンタムです。

SMTモメンタムファンドはどうやって銘柄を選ぶ?

※SMTモメンタムファンドの詳しい運用方法

SMTモメンタムファンドは、単純に「最近上がった銘柄」を選んでいるわけではありません。

6カ月、12カ月、36カ月という3つの期間のモメンタムを使い、それぞれ上位7銘柄を選びます。

合計すると21銘柄。

そして、それらを基本的に均等に組み入れます。

つまり、

  • 短期的に強い銘柄
  • 中期的に強い銘柄
  • 長期的に強い銘柄

を組み合わせるイメージです。

この仕組みが個人的には面白いと思いました。

例えば、たまたま数カ月だけ急騰した銘柄だけを追いかけるのではなく、複数の期間で強さを確認する。

そして定期的に入れ替える。

「この会社は将来伸びるはずだ」と自分で判断する必要がありません。

市場が強いと判断している銘柄を、ルールに従って持つ。

私には、このくらい機械的なほうが合っています。

最初は「全世界株式モメンタム」がいいと思った

ここで最初に私が考えたのが、

全世界株式モメンタム

でした。

普通に考えれば、かなり魅力的です。

米国だけに絞らず、世界中から強い銘柄を探してくれる。

米国がダメになったら、日本や欧州など別の地域から強い銘柄が出てくるかもしれない。

「それなら全世界でいいじゃないか」

と、最初は思いました。

実際、モメンタム投資と「世界分散」は相性が良さそうにも感じます。

ただ、5種類を並べて考えてみると、少し違う考えが出てきました。

SMTモメンタムファンドは5種類ある

私が比較したのは、

  • 米国株式
  • 全世界株式
  • 先進国株式
  • 日本株式
  • 欧州株式

の5種類です。

ここで重要なのは、単純に「どれが一番儲かっているか」だけではありません。

私が気にしたのは、

「下落したとき、自分はその市場を持ち続けられるか?」

ということでした。

直近の成績だけを見ると米国が強かった

2026年9月時点で設定来の動きを確認すると、米国株式モメンタムがかなり強い結果になっています。

2026年8月末時点では、

  • 米国:約+50%
  • 日本:約+36%
  • 欧州:約+11%
  • 全世界:約-12%
  • 先進国:約-13%

という状況でした。

ただし、設定時期が異なるため、この数字だけを並べて「米国が一番優秀」と判断するのは少し乱暴です。

特に全世界・先進国は2026年6月設定なので、比較期間が短い。

そのため、私はこの数字を**「米国を選ぶ決定的な証拠」ではなく、現在の状況を確認する材料**くらいに考えています。

私が一番気にしたのは「下落したとき」

投資では、上がっているときのことばかり考えてしまいます。

でも、本当に重要なのは下落したときです。

例えば、

「米国株が30%下がった」

となったとき。

私は、

「まあ米国なら、そのうち戻るんじゃない?」

と比較的思いやすい。

一方で、あまりよく知らない国や市場が大きく下落した場合、

「このまま資金が逃げてしまったらどうなるんだろう?」

と不安になると思います。

ここは、統計的な「下落耐性」という話とは少し違います。

私自身が、その市場に対してどれくらい握力を持てるか

という話です。

モメンタム投資自体、急激な相場反転には弱くなることがあります。

したがって、

「米国モメンタムなら下落に強い」

と言いたいわけではありません。

私が考えたのは、

「下落したときにも、自分が持ち続けやすい市場を選びたい」

ということでした。

なぜ私は米国なら持ち続けやすいと思うのか

ここからは、かなり私の仮説です。

絶対的な正解だとは思っていません。

私が米国を選びたいと思った理由は、

「お金が米国に入りやすい」だけではなく、「米国からお金が逃げにくいのではないか」

と考えたからです。

米国には、

  • 世界中の投資家が参加している
  • 株式市場が大きく流動性も高い
  • 大型の優良企業が多い
  • 株主還元を重視する企業文化が比較的強い
  • 自社株買いなど株主を意識した資本政策が多い

といった特徴があります。

これらが組み合わさることで、

「一度投資したお金を置いておきやすい市場」

になっているのではないか。

私はそんなふうに考えています。

もちろん、これは「米国株は絶対に下がらない」という話ではありません。

米国だって暴落します。

それでも、暴落したときに、

「米国企業なら、また新しい成長企業が出てくるかもしれない」

と思える。

この感覚が、私にとっては結構大きいのです。

SKハイニックスの動きを見て、少し面白いと思った

この仮説を考えていたときに、面白い事例がありました。

韓国の半導体大手SKハイニックスが、2026年に米国でADRを使った大型の資金調達を行いました。

調達額は約265億ドル。

AI・HBM関連の設備投資などに使う資金を調達し、その一部は韓国に戻して工場や設備に使う予定とされています。

これを見て、

「やっぱり米国には世界中のお金が集まるんだな」

と思いました。

ただ、ここから

「だから米国株は下落耐性が高い」

と結論づけるのは早すぎます。

SKハイニックスの米国での資金調達は、あくまで一つの事例です。

私としては、

「企業が米国市場を使って世界中の投資家から大きな資金を調達することができる」

という事実が、米国市場の魅力を考えるうえで面白い材料だと思った、という程度です。

実際、2026年にはキオクシアも米国でのADS上場を計画しており、投資家層や流動性を広げる狙いが示されています。

こういう動きを見ると、

「世界のお金が集まる場所としての米国」

という見方は、あながち的外れでもないのかなと思っています。

米国モメンタムなら「米国全体が上がる」に賭けなくてもいい

ここも、私が米国モメンタムを面白いと思った理由です。

「米国を選ぶ」というと、

「これからもS&P500が上がり続けると思っているの?」

と思われるかもしれません。

でも、私が買いたいのはそこだけではありません。

モメンタムなら、

米国市場の中で、その時点で強い企業を選んでいく

ことができます。

仮に米国全体があまり強くなくても、

「この会社は強い」

という企業が存在する可能性はあります。

そういう銘柄をルールに従って拾っていく。

つまり、

「米国全体に賭ける」というより、「米国という巨大な市場の中で勝ち残っている企業を拾う」

という感覚に近いです。

この考え方なら、私が米国を選ぶ理由とも相性がいい。

それでも全世界モメンタムには魅力がある

ここまで米国の話をしてきましたが、最初に考えていた全世界モメンタムが悪いとは思っていません。

むしろ、

「世界中から強い銘柄を選ぶ」

という仕組み自体は、とても合理的だと思います。

実際、米国以外の市場が強くなる局面もあります。

最近の相場でも、日本や韓国など米国以外の市場から強い銘柄が出ています。

モメンタム投資の面白さは、こうした変化を自分で予想しなくても、ルールによって拾える可能性があることです。

だから、

「全世界モメンタムのほうが分散されているから正解」

という考え方も十分ありだと思います。

ただ私は、

「分散を広げること」より「自分が安心してお金を置いておけること」

を少し重視しました。

私ならNASDAQ100+米国モメンタムも面白いと思う

もう一つ、考えていて面白かった組み合わせがあります。

例えば、

NASDAQ100 70%
米国株式モメンタム 30%

のような組み合わせです。

これはあくまで一例です。

NASDAQ100で米国の大型成長株を広く持ちながら、米国モメンタムでその時々の「強い銘柄」を追加する。

指数とルールの違う戦略を組み合わせることで、

「NASDAQ100だけでは拾いにくい上昇銘柄も取りにいく」

という考え方です。

もちろん、その分値動きは大きくなるでしょう。

私自身も「これが最適解だ」と決めているわけではありません。

こういう組み合わせを考えること自体が、モメンタム投資の面白いところだと思っています。

結局、私はSMT米国株式モメンタムを選ぶ

最初は、

「全世界株式モメンタムがいいんじゃないか?」

から始まりました。

世界中から強い銘柄を選べるなら、取りこぼしが少なそうだからです。

でも調べていくうちに、

「自分はどの市場なら、下落したときにも持ち続けられるだろう?」

という問いに変わりました。

そこで考えたのが、

「米国なら、私は比較的握力を保てる」

ということでした。

世界最大級の市場規模。

世界中から集まる投資家。

豊富な企業群。

株主を意識した企業文化。

そして、次の成長企業が出てくる可能性。

これらを考えると、私にとっては米国が一番「お金を置いておきやすい場所」に感じます。

だから今のところ、

SMTモメンタムファンドを選ぶなら、私は米国株式モメンタムを選びます。

※ファンドの詳細

もちろん、これは「米国が一番儲かる」と予想しているわけではありません。

ましてや、

「米国モメンタムが全世界モメンタムより優れている」

と証明できたわけでもありません。

あくまで、

「自分なら、どこにお金を置いておけば握力を保ちやすいか」

と考えた結果です。

投資は、理屈だけでなく「自分が続けられるか」もかなり大事だと思っています。

最適解を探し続けるより、

「これなら自分は続けられそうだ」

と思える80点くらいの方法を決めて、淡々と続ける。

最近の私は、そんな投資のほうが自分には合っている気がします。

あなたなら、全世界・先進国・日本・欧州・米国。

どのモメンタムにお金を置きますか?

今回紹介した攻めた投資信託を保有する場合、証券会社のポイント還元も無視できません。


私は松井証券の投信残高ポイントサービスが気になったので、こちらも調べてみました
→ 松井証券の投信残高ポイントをSBI証券と比較。私が2つの証券口座を使う理由

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